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リニュ-アル

REAL STORY

結婚式の日は自分や親族にとって
「よーいどん」で家族になれた日

結婚式後:9年目

もともと料亭河文を結婚式会場として選んだ経緯はどんなことだったんでしょうか?

千聡様 主人が関西人で私は名古屋で、遠距離恋愛の末の結婚式でした。結婚後一緒に名古屋に住み始めるという状況だったので、まずは結婚式の場所としては名古屋って決まっていたんです。もともと私が憧れとして海外リゾートウエディングか、それか日本でやるんだったら日本文化の和でやりたいなって思っていたんです。食事も含めて全部「和」でやりたいというイメージがあったんです。でも主人と話していて、食べることと飲むことがふたりともとにかく好きなので、「和」だけじゃなくてお食事が美味しいところにみんなに来てほしいねっていう話になりました。
和というのは自分がもともと書道をやっていたこともあったり、彼の実家も100年経つような日本家屋で、そういう建物の中に入った時に感じる静寂とか畳の匂いとか、そういう空気が好きなんです。料亭河文って日本の文化の集合体という感じなんです。他の場所でモダンな雰囲気を入れている和モダンな場所もあるじゃないですか。でもここは和、日本っていう場所。日本の王道っていう感じです。日本で結婚式やるとしたら、ちゃんと日本の文化を取り入れている場所でやりたかったし、河文の建物の重厚感などについてはお金で買えない価値があるというイメージです。料亭河文を結婚式会場として選んだときも、料理・雰囲気・おもてなしに加えて、ここまでの日本家屋のこういう建物に来るという経験自体も価値だと思っていたんですよね。

具体的に結婚式の準備を進めていく中で、大切にされていたことはありましたか?

千聡様 「家族が一緒になる」時間として、結婚式がすごく大事だったんですね。なので、彼のご家族が名古屋に来てくださった時に、少しでも私達ふたりの空気感とか、愛知という場所が伝わることとかが大事だなって思っていたんです。食事の中にも名古屋らしさを出していただくっていう提案を河文さんにしていただいたんですが、そういうのもいいねって当初お話してました。

ご披露宴の日を今思い返してみていかがでしたか?

千聡様 私達の中ではやりたいこととか、やってあげたいこととか全部出来たので満足で本当に楽しかったです。加えてお義父さんが彼の友達とすごく楽しそうに話しているとか、私の親族が彼の親族とお酒を交わしているとか、それぞれの列席者が交わっているのを見れたことはすごく幸せだったなーと思います。楽しいと感謝の気持ちが溢れているっていう感じでした。

雅仁様 ああいう楽しい大宴会はもう二度と無いって感じです。美味しいし、楽しいし(笑)。

ご主人へのサプライズムービーはすごい時間がかかりましたよね。そこまでのパワーを使って行った結婚式っていうのはおふたりにとってどういう時間だったんでしょう?

千聡様 私達は結婚する前に、お互いに住む場所を変えるというような決意ぐらいでお付き合いをしていたんですね。私は当然彼の場所に嫁ぐというようなつもりでいたのに、彼が私たち親族の街に来てくれるということを、正直想定していなかったんです。私本当に彼のご両親とかご兄弟とかのこともすごい好きなんです。だから彼に対する感謝は大前提なんですけど、彼と一緒に住んでいた家族に対しての想いもありました。彼のご家族は、きっと彼が人生ずっとその家族の街で住み続けてくれるだろうと思っていたはずなんです。
でも私と結婚することになって、最終彼を快く送り出してくれました。前の会社の中でも彼はすごく愛されていたんですよ。だからこれもまた私と結婚することによって、その職場から離れなきゃいけなかったんですよね。でも快く送り出してくれたんです。だからそういうご家族・親族・会社の方々などに、彼は愛されていたってことを残したいし、伝えたいしっていうこともありました。

雅仁様 今の話は初めて聞きましたね。今回のインタビューもいい機会をもらっています。結構初めてのことを聞いているように感じます。

結婚式はやってやってよかったなって思われますか?

千聡様 迷いなくそれはもう、そう思っています。自分たちの親族みんなが一同に集えるということは、結婚式以外では叶わないことですよね。ただの家族旅行では叶わないことだと思う。彼の親族や私の親族が一度に集まって融合するのって結婚式だからこそだと思います。自分の大切な人が私の大切な人になったり、その逆のことも、結婚式を通じてすごく体感しました。

雅仁様 自分たちを介してそれぞれがそれぞれの大切な人になるっていうことが、結婚式の場として一番やってよかったなって思います。

千聡様 私達、毎年結婚記念日に結婚式のムービーを見るということを習慣にしていて、年に1回その日には全てのムービーを見ているんです。そういう見ている時間ってタイムスリップする感覚がします。その当時に戻って、ほっこりする時間になったり、立ち返る時間になるんですよね。その当時の人達の顔をムービーで見たりすると、結婚式やったこと自体もそうですけど、見返すことで毎年毎年副産物的に幸せな時間になっています。

雅仁様 僕たち二人にとってもそうですし、それぞれの親族にとってもそうですが、ある意味年齢性別の違う人達が、あの結婚式の日でよーいどんで家族になれた日だと思います。ムービーを見ながら、毎年年齢を重ねていく内に「あの時ってこうだったね」と見返していくと、その時の気持ちや、今の気持ちに整理が付きやすいかなと思います。

千聡様 私が結婚式をやってよかったって思う一番は、お互いの家族が一同に集えたこと。彼の親族の方や前の職場の方々に接する機会があったので、それが結婚式をやって良かったことだなって思います。あともう一つは結婚式を迎えるまでの過程でお互いの価値観が似ているってことを知るきっかけになったことがたくさんあったんですね。それが、安心したなっていう記憶があります。
価値観って目に見えないものだから、何か一つのテーマを見た時にどんな風に感じるんだろうとか、どんなことが好きなんだろうとかって日常では話さないじゃないですか。小さなことでも同じものを見て決めていった時に、この人似てるからだから居心地いいのか!ってこの先も揉めないんだろうな、って安心したんです。結婚式そのものにも価値があったんですけど、私個人的にはそれまでの準備の期間で気づいたことも大事だったなって思いました。だから結婚式をすることはオススメですね。

雅仁様 結婚式のような儀礼的な要素をもつ日本のいいところはいいところとしてやっていくっていうのは、個人的にはすごく好きなんですよ。だからそういうのはいいかなって思います。それからあの時ほど、彼女に対しても列席者に対しても、相手のことを考えてこういう風にしたら喜ぶかなって考えることもなかなかないので、そういう機会としても結婚式をやるということはいいですよね。

ご結婚式をされたおふたりの記憶は、お子様を持たれた今どんな風に影響がありますか?

雅仁様 子どもたちが結婚式する、しないってなったら、した方がいいよって言いやすい、伝えてあげたいなって思います。どうしようって言われたら、めちゃめちゃ楽しいよって自信を持って言えます。

おふたりは式後も何度も河文を訪れてくださっていますね。

千聡様 例えば去年の夏に家族で河文に来た時に、その場所が披露宴会場だったんですよね。披露宴会場に家族5人で入ったんです。もしもその家族5人で披露宴会場にまた訪れていなかったら、その披露宴会場は「結婚式の時の思い出がある場所」のみ だったんですけど、同じ空間なのだけどまた5人で来たことによって違う思い出が一つ増えた感覚です。たぶん数年後にまた訪れたらきっと去年の夏のことを思い出しながら話すと思うんです。だから帰ってこられるし、思い出が増えていくことがすごくいいなって思います。こういうことも河文を選んだ時の1つのポイントだったと思います。

毎年結婚式を振り返ってるっていうお話を聞いてびっくりしました。結婚式を振り返る時間はどういう時間にしていきたいですか?

千聡様 私達は夫婦の時間が日常の中にも多少なりとも有る方だと思うんです。私達が結婚式をしているムービーを子どもに見せているとしたら、ママとパパめちゃくちゃラブラブでしょ!っていうことを見せつけてるんだと思います(笑)。私達めちゃ仲良しでしょ?って見せつける感じですよね。すごく大好きで結婚したんだよーとか、娘に「パパがかつて兵庫から名古屋に来てくれたのって、こういう理由からなんだよ」っていうことを伝えることによって、私達夫婦間で流れている愛情の大きさがあるから、だからあなたたちが産まれたことに対して「だからそれはもう嬉しいに決まっているでしょ」っていう感じで言えますね。
そういうことが子どもたちにも伝わるかなって思うんです。そういう思いで結婚したから、あなたたちが産まれてきたことがとっても嬉しかったって伝えると思います。でも実際はそんな話はせずに、ただただ楽しそうでしょーって話したいだけかもしれませんね。自慢したいだけですよね(笑)。それで子どもたちには「これ毎年見てるじゃん」って言われるかもしれないですね(笑)。